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CHIEKOの無駄口

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8月16日(土)   曇りのち雷雨

先日、待ち合わせのために久々に五反田に行った。西口改札で待ち合わせ。私、五反田は以前、日本に来る度に割烹「かづ」に足を運んだ。カウンターに8名くらい、後ろのお座敷に20名くらいの小さなお店。シェフの小川さんのことを私はずっと「おじさん」と呼んでいた。特別に何かを注文することもできるけど、いつも「おまかせ」で食べて飲んで。「はっとり」とはまた違った、洗練された美味しい「おまかせ」コース。五反田は熊谷の実家からちょっと遠いので、何時の頃から、何故か足が遠のいていた。が、今回偶然五反田で待ち合わせ。相手方が行くお店を決めていたみたいだったけれど、何気なく私が「昔、良く五反田に来たんですよ。」と言ったのがきっかけで「じゃあそのお店に行きましょう。」って。まずはずっと持っていたお店のカードを見て、一緒だった一條さんが電話した。「営業中」。記憶をたどって行ってみる。お店の場所が駐車場に…。「何処行っちゃったんだろう…。」もう一度電話。やはり同じ五反田のもっと駅に近いところに移ってた。
「かづ」発見。多分10年ぶりくらい。小さい小さいお店でカウンター7席だけ。でも全く変わらない「おじさん」と奥さまの「おかあさん」。私の顔を見て「あぁぁぁぁ…。」「こっちに移って調理場が狭いから前みたいに高級食材は使えないけど…。」と言いながら、やっぱり変わらず美味しいおまかせ。実に簡単にしか書いてない「お品書き」に「すっぽんコース」とか「ふぐコース」とか。「予約してくれれば、何人からでも作るよ。」って。「同じ五反田で店の名前と電話番号が変わってないから、昔からのお客さんが突然訪ねて来てくれることがあるんだよ。」本当にちょっと遠いのが私には辛いけど、再びおじさんに会えて、おじさんのお料理を食べられて、とっても幸せな気分になった一夜でした。
by chie_miko | 2008-08-16 17:18 | お食事 | Comments(0)