2006年 08月 02日
8月2日(水) うす曇
停電事件の続きです。28日(金)、午後2時頃に一度戻った電気ですが、それって壊れたものが完全に修理されたわけでは全く無くて、大きな発電トラックが電気を供給していただけ。なにしろ続いていた暑さで地中に埋められているケーブルが熱せられ、それに加えて2003年の猛暑の経験から、今年こそと扇風機やクーラーを買いに走ったたくさんの人たちが一気に電気を使い、要するに電気供給の許容量を超えてしまった! 焼き切れた地下のケーブル、そう簡単には修復できない!「発電車の軽油、いつまでもつの?」
29日(土)、夜7時前に再び停電。だいたい金曜日の夜中の1時から12時間以上冷蔵庫も止まっていたわけで、とにかく中にあるものを片っ端から食べてしまわないと…。冷凍してあったものもしっかり自然解凍されちゃってるし。ちょっとワケありで、ここしばらく我が家に居候している写真家の善丈が、金曜日の夜はあり合わせのものでご飯を作ってくれた。土曜日も「さて!」と料理し始めたところで電気が…。「これはきっと軽油切れだぁ!」ここで預言者善丈(この日から私はこう呼んでいます。)が、「きっとドでかいタンクローリーが来て、給油するのはいいけどバカやって、燃料タンクの許容量以上の軽油入れて溢れさせて、結局またしばらく電気が点かなかったりして…。」彼は煙草吸いがてら下に降りて(我が家は前面禁煙です。ホタルも駄目。)様子を見に行った。自分の予言がまさに的中する瞬間に居合わせてしまった彼。「し、信じられない!本当にやってるよ!」私も外に見に行った。消防車が来て道をブロックして…。皆さん、これがフランスです!Vive la France! 「どうしようか…。」作りかけの夕食を前にしばらく考える。結局、冬にお鍋をするときに使うガスコンロで残りのお肉を焼いて、蝋燭をたくさん立ててお食事。9時過ぎにやっと発電車から電気が送られてきた。つたっていた車体の軽油が乾くのを待って、道路にあふれ出た軽油の上に薬剤を撒いて、発電機のスイッチを入れたらしい。日曜日の午後2時前頃にやっと完全復旧。(のはず。)冗談のような本当の話でした。
by chie_miko
| 2006-08-02 10:56
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Comments(6)
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marcelmarcel at 2006-08-02 15:33
そうだったんだ・・・。すげー、としか言いようがありません(^^;)
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tama
at 2006-08-02 16:18
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tomoakishimizu at 2006-08-03 03:22
う~ん。扇風機とかクーラー使っただけで停電するのは凄いね。我が家は暗幕を窓に張り、扇風機も使わずに何とか耐えましたよ。しかし善丈さんって、そんなことが予測できちゃうところが凄いね~。ちょっとビックリ。あ、善丈さんにもよろしくね。
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chie_miko at 2006-08-03 10:22
>marcelmarcel殿。
そうなんです。すげー!でしょ?
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chie_miko at 2006-08-03 10:23
>tama殿。
日本も関東地方は今のところ涼しいです。
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chie_miko at 2006-08-03 10:24
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