2006年 05月 26日
5月25日(木) 曇り
TVのVoyageというケーブルチャンネルで観たドキュメンタリーから。フランス本土のアソシエーションのボランティアメンバー50人が、大型トラック14台でニジェールのAgadezに生活必需品を運ぶ。2000年から毎年1回ずつ行っているそう。まずはMarseilleからフェリーでチュニジアに渡る。Tunisからずっと南に下り、リビアを通ってニジェールへ、ひたすら砂漠の中を走る。砂漠のど真ん中で偶然、8日間飲まず食わずにさまよっているニジェールからのグループに出会う。お水を飲ませてりんごをかじらせて。ニジェールからの人たちで、ニジェールよりも仕事があるであろうリビアに不法入国するため、非合法組織にお金を払って四駆に乗せてもらい途中まで来たものの、いきなり「マズイ!車から降りて隠れろ!」と降ろされて置き去りにされた人たち。すでに4人は死んでしまったけれど、トラックと出会った19人は奇跡的に助かった。しかしまあ、ボランティアのメンバーも実に大変で、砂漠地帯にはいってからは(チュニジアの南からリビア、ニジェールは荒地よりも砂丘の部分がとても多い。)トラックが砂に埋もれるわ、後ろに乗っていた女性がトラックが揺れた瞬間に車の天井に頭をぶつけた後、椅子の下にたたきつけられ腰を痛めるわ…。(荒地で石がゴロゴロしているところの方が車が揺れるように思えるかもしれないが、後ろに乗っている場合、砂丘地帯の揺れ方の方がはるかに凄い。四駆の後方座席って激しいジェットコースター並み。必死で摑まってないと真剣に頭を天井にぶつけたり、前を見ないでよそ見をしようものなら舌を噛む。)ボランティアメンバーの飲み水もだんだん無くなっていって。砂に埋もれた動物の骨だとか、放置されて朽ち果てた車の残骸などを横目で見ながら、スタートからほぼ2週間かけて目的地Agadezに到着。そこでの歓迎たるやもう。
番組はそこで終わっているのだけれど、連中、あれからまた帰るんだよね。大変だぁ~。
by chie_miko
| 2006-05-26 03:25
| 砂漠
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