2010年 04月 26日
4月26日(月) 晴れ
昨日は毎年恒例の、1915年にあったトルコでのアルメニア人大虐殺のための追悼ミサでNotre-Dameで歌ってきました。
昨日もお天気が良かったので、ステンドグラスがとてもきれいでした。あくまでミサで、コンサートではないので、合唱の合間にちょこちょこ入ってくるソロの部分は数人で分けて歌う。女声ソロの部分と男声ソロの部分があるわけだが、女声ソロの部分で重要な曲を私が歌っている。 ミサが始まったところでの女声(いざとなれば男声でも可。)のソロ「Khor jam」は音域的にまさにMezzosopranoの曲で、そう苦労はせずにコンスタントに歌えるのだが、ミサの半ばを過ぎたあたりに出てくる「Sourp, sourp」(サンクトゥスにあたる)は、どう考えても高いSopranoのための曲。特別に高い音があるわけではないのだけれど、それなりに高い音域から低く下がってこないまま、長いフレーズを歌いきらねばならない。私にとっては「死にそうに辛い」曲。この曲を何故私が歌わねばならないのか、いつも疑問を持ちながら歌っている曲。そうは言ってもまわりはアマチュアだし、拒むわけにもいかない。 なのでこの曲を歌う時は、いつも本当に怖い。もの凄く怖い。とても美しい曲な分、絶対にコケるわけにはいかないし。でもどうやら昨日は上手くいったらしい。合唱のメンバーもうつむいて涙ぐんでたりして。ひとつお役目が済んで「ホッ。」 今度の日曜日はLyonでのミサです。出張してきます。
by chie_miko
| 2010-04-26 18:25
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Comments(5)
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tamakopi
at 2010-04-27 21:16
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この生演奏を聴いて私もぐっときたのを思い出します。
そして晴れ女と雨女の対決も。 また必ず聴きに行くからね!
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tamakopi
at 2010-04-27 21:17
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chie_miko at 2010-04-28 04:24
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marcel
at 2010-04-28 04:26
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今年もお勤めお疲れ様です。
リサイタルとはまた違った責任と緊張がある仕事ですよね・・・。
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chie_miko at 2010-04-28 16:59
>marcel殿。
あくまでミサなので、仕事…と言えるのかどうかよくわかりませんが、なにしろNotre-Dameなのと、曲がキツイので、毎年ブルッてます。(なさけない…。) |
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