2010年 02月 25日
2月25日(木) 曇り
なんだかんだと時間を取られ、しばらくブログを更新できないまま時間が過ぎてしまいました。書きたい事はそこそこあったのですが…。
まずは先週の木曜日の事から。ParisのTheatre du Rond-Pointに、作曲家、Georges Aperghisが自分自身で演出したSpectacle、「Tourbillons」を観に行ってきました。この作品は1988年にAperghisが作曲した「Six Tourbillons」を基にOlivier Cadiotが文章を書き、女性一人の舞台作品(Theatre Musical)に仕上げたもの。「Six Tourbillons」自体は、私も何度も演奏している「Recitations」の続編のような作品。無伴奏歌曲。もうずっと以前から譜面を持っていて、「そのうちきちんと勉強して、『Recitations』と組み合わせて演奏できたらいいな。」と思っていたもの。 この舞台作品として出来上がった「Tourbillons」は、「Six Tourbillons」の一部を使いながら、(Aperghis作品なので特別な歌詞というものは無く、音の遊び、言葉の遊びとして書かれているのだけれど、やはりいろんな意図があちこちに感じられる。)Cadiotのテクスト、これまた???みたいな、時には実にくだらなく、時には意味シン、時には哲学的な文章がちりばめられて、約1時間の一人芝居。 演じて(演奏して?)いるのは例によってDonatienne Michel-Dansac。最近のAperghis作品は全部彼女が演奏に関わっている。AperghisとDonatienneはもちろん、そしてCadiotとも話した事のある私にとって、この舞台は本当に3人のコラボレーションだというのが良く解る。面白かった。 そして翌日の午後、家の近くの銀行に行くためMarais地区の中を歩いていたら、同じ歩道をAperghisがあちらから歩いてくるじゃないか…。「あれ~?」彼もほとんど同時に私に気付いて「あ~、Chieko!元気?」「何処行くの?」「IRCAM。」「そうだよね、Chieko、このあたりに住んでるんだよね。」「そうそう。」と立ち話。「昨日『Tourbillons』を観に行ってきたところ。面白かった。」 「Six Tournillons」、真剣に勉強してみる気になってきました!
by chie_miko
| 2010-02-25 19:31
| Spectacle
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CHIEKO HAYAHSHI
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