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CHIEKOの無駄口

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3月23日(金)   晴れ

昨年の夏、門仲天井ホールで行った「林千恵子メゾソプラノ・リサイタル『アペルギス&グロボカール』」に対して、第11回佐治敬三賞を頂きました。
「応募する。」というお話は昨年の春、制作・主催を手掛けてくださったナヤ・コレクティブの綾子さんから聞いてはいたものの、書類選考が通ったという話もなかったし、コンサート当日に選考委員の方がいらっしゃっていても、申し訳ないことに、私は誰のお顔もわからないので、受賞なんて全く予想していませんでした、というか、応募したことも忘れていたくらい。突然、綾子さんからの「佐治敬三賞受賞です!」というメールを受け取り、最初は「は???」。有名なピアニストの児玉桃さんと分けた形になりました。
いやいや、ひたすら吃驚です。私のような無名な(一部のマニャックな方々には、多少は知られてますが…。)異端児が、こんなに大変な賞を頂いてしまっていいのかしら、って。それも門仲天井ホールのような、やはりとてもマニャックなホールでのコンサートで。
確かに佐治敬三賞の「チャレンジ精神に満ちた企画」というのにはバッチリですが。
でも、これもひとえに、仕掛け人というか、言いだしっぺというか、企画の足立智美さんと、コンサートを実現させてくださった福永綾子さんのおかげです。本当にありがとうございました。
受賞が公式発表になってすぐに、深谷市のEgg Farmでいつもお世話になっている斎藤さんにお電話しました。斎藤さんには、実家が近いこともあり、随分早い時期から、まるでホームグラウンドのように好きなプログラムでコンサートをやらせていただいており、感謝の気持ちでいっぱいです。
それから、昨夏の門仲天井ホールの3日前に、震災後の本当に大変な時期に、同じプログラムでコンサートを開催してくださった、中本誠司現代美術館のスタッフの方々にも、ひたすら感謝です。東京のコンサートの前に一度演奏しておけたのは、とてもとてもラッキーでした。
私の特殊な「ぶっとびプログラム」を面白がって聴きに来てくださる皆さまに育てていただいている私です。「継続は力なり」と、いつも自分に言い聞かせております。これからも賞の名に恥じないように精進して参りますので、これからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
by chie_miko | 2012-03-24 05:19 | Spectacle | Comments(0)