2010年 04月 02日
4月2日(金) 雨
30日(火)、Cite de la MusiqueでのLaurie Andersonのコンサートに行ってきました。タイトルは「Un Delire」。日本語に訳すと「ある精神錯乱」?ちょっと違うような気もするけど。(プログラムでは「オペラ」と書いてあったけれど、私はどちらかというと「コンサート」だと思う。)
はっきり言って私はAndersonのことは名前くらいしか知らなかった。70年代にJohn Cageのあたりとつるんでいた…ということくらい、歌も歌うし、ヴァイオリンも弾くけれど、音楽家というよりはアーティスト。現在、私が一緒に作品を作っているアーティストCecile le Talecが、それこそ70年代頃のAndersonのファンで、ご主人のBrunoとコンサートに行くというので、それでは私も!と。 それなりに面白かったし、ステージを観ながら随分いろいろ考えさせられた。確かに方向性としては「インスタレーション+ビデオ+音楽」という、Cecileと同じような方法で表現をしている。でも、時代の違いを抜きにしても、何とふたりのスタイルの違うこと。アメリカとヨーロッパの違い、というのもあるし。Cecile自身もあえて自分のスタイルを再確認したみたい。(もちろんLaurie Andersonのやっていることは、たとえ今回の作品が最新のものであっても、何気に古臭いのは仕方が無い。)それと同時にCecileがAndersonが好きだったというのも、良く解る気がする。 それこそDelireな自作のテクストがとても面白かった。本当はFausinも一緒に行けたらよかったのだけれど(彼はこういうの好きなんじゃないかな…。)、仕事だったので残念。 そうそう、今気がついたのですが、最近また写真の無い殺風景なブログになってますね。自己反省…。
by chie_miko
| 2010-04-02 22:42
| Spectacle
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